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2024/11/28デザイン住宅
【注文住宅の予算について】事例で解説

住宅を建てるためには「建物建設費用」「土地購入費用」「税金・登記費用」「ローン費用」等、色々あります。

「建物建設費用」の中には建物本体工事費と付帯工事費(外構工事費、造成工事費、解体工事費、地盤改良工事費等)がありますが、建物本体工事費が大部分を占めます。

思い描いた家の建物本体工事費をある程度、把握することが出来れば、「自己資金」・「住宅ローン」・「土地購入費用」等の費用バランスを考えやすいと思います。

具体的な「間取り」を例にとり2023 年から2024 年に設計監理した住宅を基に工事項目を大きく分け、「間取り」が描けた段階で概算予算を算出しやすいようにまとめたものになります。(多少の計算は必要です)

ただし個人住宅の建物建設費用は個別性が強い為、同じ大きさの家でも異なります。あくまでも参考値として御利用して頂ければと思います。

 

【モデルプラン・予算事例】「親子の距離感」を部屋の配置で考える

家族構成・・・小学校一年生の男の子と小学校三年生の女の子。

ご夫婦は共働きです。

<お客様ご要望>

  • 休日は、家族でのんびり過ごしたいので少し広めのリピング
  • リビングにいても子供部屋の様子が少し分かる様にしたい
  • 「ただいま」「お帰り」など挨拶は必ずしたいし、子供の様子も知りたいのでリビングを通って子供部屋に行けるようにしたい
  • パソコンや勉強など家族で使えるスペースが欲しい
  • 共働きで朝は忙しいので出来るだけ効率の良い家事動線や夜に洗濯してもあまり気にならない配置にしたい
  • 多少の雨なら濡れない物干しスペースがほしい
  • 収納スペースは多めに
  • 雨の日でも窓を開けて過ごしたい
  • 外観は落ち着いた感じで、地震に強い安心な家が良い

 

【ポイント】

  1. 1 階に夫婦の寝室、2 階は吹抜けを挟んで子供室を設け、それぞれ独立した部屋配置に。
  2. 吹抜けで子供室とリビングを繋いだ形に。
  3. 勉強や趣味スペースとして使える2 階の多目的ホール。
  4. コンパクトな家事動線。
  5. 急な雨でも安心な屋根付き物干しスペース。

ご夫婦とお子さん2人の4人家族を想定した家です。

お子さんの成⻑と共に触れ合う時間や接し方も変化すると思います。

いつも一緒にいたいとか、少し距離を置きたいとか。各部屋を階や吹抜けで分け、隣り合わない個室配置しました。

気兼ねなく自分の部屋で過ごすことも出来るし吹抜けに面した子供部屋の窓を開ければリビングに居る家族とも会話することが出来ます。

お子さんの成⻑と共に変化する家族の生活スタイルに合った家の使い方が出来ればと思います。

住宅情報

【建物規模】

木造2階建て(在来工法)
床面積125.88 ㎡ (38.07坪) (※吹抜け部分9.94 ㎡を含みます。)
建築面積96.89 ㎡ (29.30坪)

【敷 地】

平坦地

【工事期間】

6か月

【建物仕様】

  • 木造2階建て(在来工法)
  • 屋根:カラーベスト葺き、外壁:化粧サイディング張り
  • 外装:化粧サイディング張り
  • 内装(床:フロアー合板張り、壁・天井:ビニルクロス貼り)
  • 設備:エコキュート、第3種換気(自然給気、機械排気)

【建物性能】 (※2024年時点)

  • 耐震等性能等級3相当
  • 断熱等性能等級5相当
  • 一次エネルギー消費量等級6相当
  • 長期優良住宅相当

【金額】

¥38,381,217 (※地盤調査、地盤改良工事費は含まれていません。)

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